2020年11月05日

コロナ禍で発覚したキンマ愛

子供が最近便秘しがちで、それをお義母さんに話したら、浣腸は腸が薄くなるからやめたほうがいいと言われ、
いい伝統療法があるからやってみるか?と言われた。

それは、キンマの茎に塩を刷り込み、それをお尻の穴に差し込むというもの。そうすると便と一緒に出てくるという。

騒ぐ子供を押さえつけ、お尻に入れると大泣きしたあと、神妙な顔つきできばって、無事に出た。

キンマは伝統的に家庭の薬として使われてる。
夫は頭頂部が薄いことを気にしていて、コロナで外出しなくていいことを理由にカミソリで全部髪をそって坊主にし、毎日丹念にキンマの葉を潰して塗り込んでいる。
髪を剃ることで髪が強くなるとも信じられていて、幼児期には男女ともにミャンマー人なら少なくとも1回は剃られているはず。

また、咳が出るときは、薬を包んで葉ごと咀嚼する。

体のどこかが腫れたときは、葉っぱを貼る。
そんな感じでキンマは生活の中に浸透している。

外国人にとっては、噛みタバコのイメージしかないけど、キンマの葉だけなら毒性はない。
噛みタバコの中に入っている石灰と反応して赤くなり、歯に色素沈着する。
飲み込むと胃に悪いので、噛みタバコをしている人は、そこら中に吐き出すというわけ。

フェイスブックのコミュニティページに、日本人男性がキンマ(噛みタバコ)がコロナの感染拡大に一役勝っていると言って、スーチーさんのページや大使館に規制するようメールを送ったと書いていて、腹がたった。

彼の主張は、吐き出したツバが砂埃とともに舞って感染するというものだった。私は屋外では、乾いて舞い上がるころにはウイルスは紫外線で死滅するし、雨や風で希釈されるからそれで感染する可能性は低いと思った。

お義父さんも石灰の成分で酸性になってるからそもそもウイルスが死活化してるのではと話した。

確証がないのに、よくそんな主張ができるなと憤りを感じてしまった。
そもそも自宅待機措置という最大の措置を取っているのだし。

家の中でのコップやスプーンの使い回しのほうがよっぽど感染する(笑)

コロナに乗じてもとから変えたかったことを主張しているだけだと思った。
検証、議論もないまま、なし崩し的に変えようとするのはどうかと思う。

もちろん、健康面、景観のことを考えれば咬みタバコは規制されたほうがいいし、私もなくなってほしい。歯が真っ赤な人が外国で働くのは難しい。
でも、そんなに急に規制するのは無理だろう。
ニコチンの依存性の高い嗜好品だし、それで生計をたてている人がたくさんいるから。
自分自身、こんなにこちら側の立場にいることに驚いた。身内に嗜んでいる人がいるからだろうか…
そんなに嫌悪するなら日本に帰れとまで思った(笑)
(まー、街中は汚れがひどいのかもしれない。私の家は郊外だからあまり感じないというのもある)

結局その後、売り場が密になるという理由で郡区レベルで2週間販売が禁止の指令が出た。
でも、葉は3日くらいしかもたない。
結局、秘密でお店や売人の家で販売された。

そんなこんなで、自分はキンマを利用したことはないけれど、コロナによってキンマに対する愛を認識することとなった…(笑)

(追記:投稿のコメントには、コロナと関わらず、噛みタバコに反対する意見のみだった。最後は、吐き出したつばを入れるエチケット袋を携帯することを提案することでまとまっていた。)

その後の生活はというと、
9月上旬に自宅待機措置が出てからは、スーパーなど買い出し以外は家にいる生活が続いている。

夫とお義父さんは、4月以降オンラインに切り替えて授業をしている。
義弟は、建設の仕事が中止になってずっと家にいる。いとこの生活用品やお菓子を売っている小売店も閉めている。

そんな生活もはや2ヶ月になろうとしている。政府の自宅待機措置はまだ続いているけど、通勤は許可されたので交通量はかなりもどっている。(未だに店内飲食はだめ)

お義母さんは、仏教徒仲間との宗教行事もずっとしていない。ダディンチュの期間はオンラインでお坊さんが説法してくれて、一週間家でヨーギしてた。

娘は、2歳になったら幼稚園に入れるつもりだったが、ちょうど水掛けまつりあたりから学校が閉まったため行けず。もうすぐ2歳半になる。

今の市民の関心は、総選挙に向かっている。
ちなみに、投票をした人が2重に投票するのを防止するために、指になかなか取れないインクをつけるのだけど、日本政府が供与してるのを最近知った。
投票所で感染が広がらないといいな。

おしまい。  

Posted by たひち at 10:05Comments(2)ミャンマー 文化子育て

2019年04月26日

占い

私は、とある雑誌の占いを毎月翻訳しています。
もう1年にはなると思うけど、訳すたびに違和感を半端なく感じます。

ミャンマー人の占いは、日本人には当てはまらないな~と思うことが多々あります。
まず、生まれた曜日で占う。日本人は自分が生まれた曜日なんか知らん(笑)

毎月毎月、どこかの曜日で必ず仕事を辞めたくなる。
毎月毎月、転職する。引っ越しする。あきっぽすぎるやろ~
外国に出張に行きすぎる。昇給・出世する。
そんなに滅多にないわ~。

今月の占いでは、恋愛に関して

〇直訳「予期せず結婚することになるでしょう」
分からないので、夫に聞くと・・・

夫「できちゃった結婚だね!」w

なるほど、直接的に書かないのね・・・っていうかそんなの占いに書く??

〇直訳「問題が生じて誤解され、結婚することになるでしょう」
夫いわく・・・
「これは、部屋で恋人といるのを親に見られて、結婚させられるパターンだね」と。

なるほど、婚前交渉がばれたら結婚させられるのね・・・って本人の意思わい
昔は、つきあってるのがばれただけで結婚させられてたらしいですけどね。

とか、他にも
犯罪を犯してしまうでしょうとか・・・
日本の占いでは見られない突拍子もないことが書いてあるので、訳するのが大変です。
直訳しても面白いですけど、無難な感じにまとめてます。
おわり。
  

Posted by たひち at 19:38Comments(0)ミャンマー 文化

2017年02月05日

近況報告

みなさん、お久しぶりです。

このブログを始めた理由は、ミャンマーに来て、経験したことを記録するために書き始めました。
出来事をここに書くことによって、客観的に見るためです。

親や親戚も見てくれているので、元気で生きていることを報告するためでもありました。

ここに書かなくなった理由として、ミャンマーの生活が日常になってきたということがあります。
だんだん、現地のことが分かってきて、驚かなくなってきたといいますか。

昨日、ジャパンポエドーがありました。
今まで日本人社会とつきあってきませんでしたが、混声合唱団にも参加してみました。
長く海外に生活するなら、日本人と現地人と両方の友達が必要です。
仲良くなっても2~3年で帰ってしまう人が多いのさみしいです。

YUFL関係のことをよく書いているので、入学する人は割りと見てくださっているようです。
それから、ブログ見たことあると何人か言われて、恥ずかしいやらうれしいやらです。

自分的には、こっそり書いてるつもりですが、見てくれいてる人はいるもんですね。

今年で大学4年生になりました。最後の年です。
アルバイトもかけもちして充実しています。
人生二回目の大学生活。大学の授業はひどいけど(笑)、ミャンマー語やミャンマーの生活になじむ時間だったと思います。
友達とさよならするのが、さみしいです。

卒業したら、また節目を向かえ、新しい生活が始まると思います。
前ほど海外で働く抵抗もなくなってきたので、フルの仕事ができたらいいと思っています。





  

Posted by たひち at 20:10Comments(2)ミャンマー 文化

2014年07月21日

ミャンマーであまちゃん放送開始!

WAKUWAKU JAPAN という日本の番組を77CHで見れるようになりました!
ジャカルタとミャンマーで共同放送のようです。



ドラマはあまちゃんとビーチボーイズ、綾瀬はるかが高校生役のドラマ(名前知らない・・)など、
アニメはルパン三世とジュエルペット、ブラックジャックなど
戦隊ものはウルトラマンとゴーレンジャー、そのほかココリコの黄金伝説、世界衝撃社、筋肉番付、炎の鉄人
たけしの家庭の医学、プロレス、サッカーなどあります。
なんとあいのりまで・・・。でも加藤晴彦がいるくらい昔のやつですが。。サッカーは大阪と甲府のJリーグ生放送していました。

だいたいは英語の字幕で、ドラマはミャンマー語字幕ついています。
希望としては、最新のニュースとバラエティを入れてほしいけど、文句は言えませんね。
放送が始まっただけでもうれしいことです。

子供のころに見たルパンを見て感慨にひたっております。

おしんは他のチャンネルで絶賛放送中ですwwナルトも。

そのほか、音楽チャンネルでは最新の洋楽PV、FOXMOVIEで映画、ディスカバリーやナショナルジオグラフィも見れます。
今度衛星放送の機械を買ったら海外のニュースも見れるかも・・・

ミャンマーの映画も最近見始めました。2時間ですっきり完結してくれるので良いです。

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Posted by たひち at 09:10Comments(4)ミャンマー 文化

2014年06月24日

水がめ

イエオージン(イエジャンシン)について

私はビジネスのことは分からないので、このブログではミャンマーの文化について紹介したいと思います。
学校で習ったミャンマーの文化を紹介します。

ミャンマーに来たことがある人は、道の横に設置された水がめを見たことがあると思います。
お寺の中には、プラスチックの容器に水が入れられて、コップがおいてあります。
老若男女、宗教を選ばず誰でも飲むことができます。





人々にとって最重要である水を、寄付することによって功徳を得ます。
木陰や屋根の下などに設置して、乾きや疲れを癒す休憩所です。

寄付主の名前が書いてある場合が多いです。
「布施(功徳)、持戒が死ぬときになってないことを知る」ということわざがあるように
ミャンマー人は輪廻を信じ、功徳を積むことに重きをおいています。

寄付をすることによって得られる恩恵は、長生き、美しさ、富、体力、知能、清い心、名声、
のどが渇かないこと、すばやく行き来できること、助けてくれる人がいる・・・などということです。

実際には、サイッカーの運転手やゼーデー(物売り)など日がな外で仕事する人が利用するようです。
家の近くの人や利用する人が管理しているようです。
ただ、管理されてないのもあると思われ、私は、お腹こわしそうなので飲んだことはありませんww
いい話のあとにすみません。

暑いこの国では水はとても大切にされているということですね。
  

Posted by たひち at 09:26Comments(0)ミャンマー 文化