2016年09月26日
仕事についての考え方
先週末、教えている日本語学校のスタッフ2人が大ゲンカしました。
仕事で人間関係のトラブルはつきものだけど、日本との文化差を感じたので書いてみます。

①仕事をすぐにやめる
②謝らない
③人前で怒られる耐性がない
④ほうれんそうができない
⑤立つ鳥あとをにごす
登場人物は、仕事ができる若い人Aと仕事ができないおばさんB。
スタッフ2人はもともと気が合わず、信頼関係もないため、意思の疎通ができない。
さらに、ほうれんそうができないため、小さな食い違いが生じる。
AがBに教えているが、何回も間違うためAは不満を持っていた。
あるとき、学校あてに届いた荷物をAが授業のときは、Bは自分に責任があるとして、Aに何も言わず会社に持っていく。(会社へ持っていくよう指示があった)
Aは、勝手なことするな!と生徒の前で激昂。
Bは、人前でしかられて、恥かしめられたことに腹を立てて、社長に告げ口。
社長が、Aにちゃんとやれと言う。Aがきれる。
Aは、私を雇いたい人は倍の給料でも呼んでくれる。Bお前は1人でこの学校をやっていけるのか。できるもんなら、私は出て行く。というとBは出て行くなら、出て行けという。自分は何も間違っていないという。ここでAが号泣して、明日からもう来ないと言って学校飛び出す。
しかも、ここまでのやりとりを生徒の前で大声でする。どうなのこれ。
Aは、仕事はできるけど、Bの尊厳を大切にしなかったことが問題。
Bは、間違いを認めなかったことが問題。自分は間違って悪かったけど、みんなの前でしかられて、傷ついたと本人に言うべきだった。社長に言ったことがさらに事態を悪化させた。
①仕事をすぐやめる
ミャンマーでは、就職活動を大学卒業して証書をもらってからする人のほうが多い。
つまり半年や1年は平気でニートする。
それに、仕事を何ヶ月でやめても次の就職には響かないし、今は仕事も増えている。
だから、仕事をすぐにやめる。日本は、どんなにストレスがあっても仕事やめない。
短い期間でやめると不利になるし、次の仕事が見つかるとは限らない。人がすぐにやめると人が育たないし、会社のためにもならない。
でも、日本では、過労死や自殺してしまったり、うつになるまでがんばる人がたくさんいる。つまり、日本は個人より会社や社会を優先させる社会。そのため寛容性がなく生きづらい社会になっている。人がすぐやめるっていうのは、会社や社会のためにはならないけど、個人の精神衛生上には良い。
②謝らない
ミャンマー人は謝らない。たとえば、レストランでオーダー取り間違えたり、忘れてたりしても謝らない。私は、なんで謝らないんだ?!とだんなにキレぎみに聞いたところ、反省してるのにこれ以上謝らせて恥をかかせることはないという。いや、悪いと思っていないだろ(笑)謝るという行為は、人間の尊厳にかかわること。ケンカしたときも、謝ってはいけない。いつぞやか、授業で友達とケンカしたときどうしますか?と生徒に聞いたら、えらそうにするという。初めは、全然意味が分からなかったけど、自分の正当性を主張するのが当たり前のようだ。
そんな中で、レストランでだんなさんのタブレットにウェイターが水をかけてしまったとき、一度軽く謝ってしばらくあとに、すみませんでしたともう一度謝りにきたとき、私はその子の精神状態は大丈夫かと疑うまでになってしまった。
日本で、ミスをしたときに、これは私のミスではないし、謝らないと言ったらどうなるだろう。想像に難くない。しかし、日本で仕事するときに、全人格労働と言われるように、全人格を業務に投入し、精神をすり減らして働くこととなる。
③人前で怒られることに耐性がない
これも同様に、人間の尊厳を侵されること。
④ほうれんそうができない。報告、連絡、相談をしない。
これは仕事する上で大切なので、これは直すべき習慣だと思う。
⑤仕事やめるときは、引継ぎしてからとか、後釜を見つけてやめてほしいけど、そんなことは自分の責任ではないと思っている。日本でもたまに、次の日から来ないとかあるけど、2週間前までに報告する必要がある。常識では最低一ヶ月前には言う。
仕事をやめると言った状況で一ヶ月働くのは、きつい。だから寿退社とか大儀名分がほしいところ。
本当は、個人的な学校の中のトラブルのことは書かないほうがいいと分かっているけど、きっと一般的にも言えることだと思ったので、書きました。決してAやBを責めるつもりでないことを分かっていただきたいです。
気持ちの整理のために書きました。
日本は、今の若者は給料よりも人間関係が良いことを職場に求めている。
ミャンマーの若者は、給料の良いところへどんどん移る。
こうしてみてくると、日本とミャンマーそれぞれ悪いところがあります。
仕事をする上で、人間の尊厳を守り、効率的にするということが大切であると思います。
日本は、もっと寛容に、自分の人生を大切にできるように、ミャンマーは、仕事する上で、ルールを作ってトレーニングをするといいかなと思いました。
おわり。
仕事で人間関係のトラブルはつきものだけど、日本との文化差を感じたので書いてみます。

①仕事をすぐにやめる
②謝らない
③人前で怒られる耐性がない
④ほうれんそうができない
⑤立つ鳥あとをにごす
登場人物は、仕事ができる若い人Aと仕事ができないおばさんB。
スタッフ2人はもともと気が合わず、信頼関係もないため、意思の疎通ができない。
さらに、ほうれんそうができないため、小さな食い違いが生じる。
AがBに教えているが、何回も間違うためAは不満を持っていた。
あるとき、学校あてに届いた荷物をAが授業のときは、Bは自分に責任があるとして、Aに何も言わず会社に持っていく。(会社へ持っていくよう指示があった)
Aは、勝手なことするな!と生徒の前で激昂。
Bは、人前でしかられて、恥かしめられたことに腹を立てて、社長に告げ口。
社長が、Aにちゃんとやれと言う。Aがきれる。
Aは、私を雇いたい人は倍の給料でも呼んでくれる。Bお前は1人でこの学校をやっていけるのか。できるもんなら、私は出て行く。というとBは出て行くなら、出て行けという。自分は何も間違っていないという。ここでAが号泣して、明日からもう来ないと言って学校飛び出す。
しかも、ここまでのやりとりを生徒の前で大声でする。どうなのこれ。
Aは、仕事はできるけど、Bの尊厳を大切にしなかったことが問題。
Bは、間違いを認めなかったことが問題。自分は間違って悪かったけど、みんなの前でしかられて、傷ついたと本人に言うべきだった。社長に言ったことがさらに事態を悪化させた。
①仕事をすぐやめる
ミャンマーでは、就職活動を大学卒業して証書をもらってからする人のほうが多い。
つまり半年や1年は平気でニートする。
それに、仕事を何ヶ月でやめても次の就職には響かないし、今は仕事も増えている。
だから、仕事をすぐにやめる。日本は、どんなにストレスがあっても仕事やめない。
短い期間でやめると不利になるし、次の仕事が見つかるとは限らない。人がすぐにやめると人が育たないし、会社のためにもならない。
でも、日本では、過労死や自殺してしまったり、うつになるまでがんばる人がたくさんいる。つまり、日本は個人より会社や社会を優先させる社会。そのため寛容性がなく生きづらい社会になっている。人がすぐやめるっていうのは、会社や社会のためにはならないけど、個人の精神衛生上には良い。
②謝らない
ミャンマー人は謝らない。たとえば、レストランでオーダー取り間違えたり、忘れてたりしても謝らない。私は、なんで謝らないんだ?!とだんなにキレぎみに聞いたところ、反省してるのにこれ以上謝らせて恥をかかせることはないという。いや、悪いと思っていないだろ(笑)謝るという行為は、人間の尊厳にかかわること。ケンカしたときも、謝ってはいけない。いつぞやか、授業で友達とケンカしたときどうしますか?と生徒に聞いたら、えらそうにするという。初めは、全然意味が分からなかったけど、自分の正当性を主張するのが当たり前のようだ。
そんな中で、レストランでだんなさんのタブレットにウェイターが水をかけてしまったとき、一度軽く謝ってしばらくあとに、すみませんでしたともう一度謝りにきたとき、私はその子の精神状態は大丈夫かと疑うまでになってしまった。
日本で、ミスをしたときに、これは私のミスではないし、謝らないと言ったらどうなるだろう。想像に難くない。しかし、日本で仕事するときに、全人格労働と言われるように、全人格を業務に投入し、精神をすり減らして働くこととなる。
③人前で怒られることに耐性がない
これも同様に、人間の尊厳を侵されること。
④ほうれんそうができない。報告、連絡、相談をしない。
これは仕事する上で大切なので、これは直すべき習慣だと思う。
⑤仕事やめるときは、引継ぎしてからとか、後釜を見つけてやめてほしいけど、そんなことは自分の責任ではないと思っている。日本でもたまに、次の日から来ないとかあるけど、2週間前までに報告する必要がある。常識では最低一ヶ月前には言う。
仕事をやめると言った状況で一ヶ月働くのは、きつい。だから寿退社とか大儀名分がほしいところ。
本当は、個人的な学校の中のトラブルのことは書かないほうがいいと分かっているけど、きっと一般的にも言えることだと思ったので、書きました。決してAやBを責めるつもりでないことを分かっていただきたいです。
気持ちの整理のために書きました。
日本は、今の若者は給料よりも人間関係が良いことを職場に求めている。
ミャンマーの若者は、給料の良いところへどんどん移る。
こうしてみてくると、日本とミャンマーそれぞれ悪いところがあります。
仕事をする上で、人間の尊厳を守り、効率的にするということが大切であると思います。
日本は、もっと寛容に、自分の人生を大切にできるように、ミャンマーは、仕事する上で、ルールを作ってトレーニングをするといいかなと思いました。
おわり。